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- 作者: 宮尾登美子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/15
- メディア: 文庫
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宮尾登美子というとモッサリした作風のイメージが強かったんですが、思ったよりかは読み易いです。
週末いよいよ2008年大河「篤姫」が始まりますが、先年の「風林火山」よりは熱心に視聴しないかも。
やっぱり、幕末における薩摩がどうしても好きになれなくてね。露骨に政局を転がした果てに勝ちをひいたというか
正直、維新の志士としては長州や土佐と同列に思いたくないです。もっとも全てが嫌いという訳でもなく
明治政府での薩長閥の政争は興味深いし、偉人では大久保利通や村田新八が好きなんですけどね…
あと、昨年大河「風林火山」の感想も書いていたんですが、記事登録前に内容が吹っ飛んでしまい泣く泣く断念('A`)
簡単な感想としては、全体的に面白かったけど一貫したテーマ性は感じなかったかも。
むしろオリジナルだった前半青年時代の方が「仇討ち」という部分も手伝って、良く纏まって判りやすかったです。
また、原作でも難解だった勘助が抱く由布姫への思慕の情が最後まで飲み込めなかったかなぁ。純粋なLOVEでもなかったし…