ガンダム関連本で4000円弱は流石に自己嫌悪に陥るかもw

GUNDAM A (ガンダムエース) 2010年 05月号 [雑誌]

GUNDAM A (ガンダムエース) 2010年 05月号 [雑誌]

Ark Performanceの次回作が「機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還」に決定。
ライデン…ライデンかぁ。過去に長谷川氏が「ライデンはファンが作り上げたというべきキャラクターであり
公式側がライデン像を固めるのは本意ではない。だから自分が真逆のライデンを描くことで、創造の幅を広げることにした」
と「MSV戦記」での後書で述べたのに感銘を覚えただけに、ここにきてのライデン漫画の投入にゃ抵抗感を覚えるなぁ。
でもまぁ、ライデンだけの内容に留まらないっぽいし、巧さを見せた著者の新たなMSV漫画としては素直に歓迎したいところ。

ガンダムUC バンデシネ
 ユニコーンvsドーベン・ウルフの派生機「シルヴァ・バレト」。
 やっぱりNT-Dって…EXAMだよなぁ。シャア板とかでは散々取り上げられてたけど、改めて漫画で読むと痛感するね。
 パクりとか言いたくは無いけどさ、このユニコーン全体に漂うオリジナリティの無さはいかんともし難いねぇ。

ガンダム カタナ
 赤いFAアレックス登場。中の人がかつて倒したあの男!って煽り文だけど、まだ2〜3話前だし驚くほどでもないような。
 どのみちこいつが乗りそうなのは想像できたし、前作に比べるとなんか迷走してるんだよなぁ…。
 あと、赤いアレックスの経緯についてはピクシー同様、分からず仕舞いなんだろうね。

やっと出た最終巻。
うーん…ナタリー殺害までのぎこちない流れはそのままか。延期に延期を重ねただけに加筆に期待したんだが。
改めて全巻通して読むと、もう少しテンポかつバランス良くやれたんじゃないのか…と思う。
前半はじっくり書いてるのに後半は明らかに駆け足なんだもん。
シャアとハマーンの離反とか、強硬派とのドンパチとかもっと時間かけるべきだったろ。
Zエースの短編漫画が収録されてたのは良かったけど、これよりもまず「HDA」を入れてほしかった。

んで、資料編。
まあ悪くない。ただ1000円近くするのはちょい疑問。
年表やら各戦闘の図解入りで解りやすかったけど、あくまで漫画の内容を纏めたという感じで
新たな発見・記述はあまりない印象。個人的にはヤヨイの出世欲の真相判明とトゥッシェの設定画無しで相殺されたかな。
あーあと、若いキャラ様の取り巻きがジャムルの3Dだったという事実。あんなのわかるかよw
ナタリーの過去を描いた新作漫画が収録されてたのは良かったけど、これよりもまず(ry

こっちも最終巻。
ガンダム漫画としては良く出来てるけど、サスペンスものと見ると弱いかな。最後の畳み掛けるタネ明かしには閉口した。
いくつか謎や伏線も未回収だけど、これは次回作に丸投げだろうかね。

「愚連隊」1巻の時の、微妙なつまらなさというか買ったことへの軽い後悔を再び覚えた。
でも前作同様、徐々に面白くなってくるだろうから我慢なのかな…正直、満足感はあまりない。
ネタや時代設定は好きなんだけどなぁ。